泣き笑いの一日

2002年5月27日
今日は朝から緊張だ。
前々からはぐきのところに出来ていたできものが治らないので、一週間ほど前に病院に行った。

そしたら
「麻酔してはぐきを切って、そこを洗浄してみます。」
と、とんでもなく恐ろしいことを言われた。そして、まさに今日がその手術が行われる日だったのだ(まあ、簡単なものらしいが…)。

徹夜明けの私は、フラフラな体で病院へ。
「やっぱ大学病院の口腔外科って、いつも行っている歯医者とは全然設備の良さが違うなあ」
と感心しながら、診察台へ。

そこに先生御登場(ちょっと頼りない)。久々に緊張してる私。
…………
「やっぱり手術するのやめましょう。歯の裏をあけてみて、そこから洗浄することにします。」

「…え!?」と思いながらも、やっぱり切ったり縫ったりする事には抵抗があったので、快く承諾。けどやっぱりちょっと気が抜けた。

そんななか麻酔無しで治療が始まった。
「麻酔なしかよ!?」とさま〜ず風の突込みを心の中で繰り返しながら、全く無痛のまま治療が進む。

先生はしきりに「痛くない??大丈夫??」とたずねてきたが、私に痛みは全く感じない。

「何だ、余裕じゃん。てか、私って超人?!」
とか余裕ぶっこいてたら、
「ぐわぁ!!」と声が出そうになるくらいの痛みが押し寄せる。やつははぐきのできものに、針を何本も刺していた。

治療中で声が出せないので、必死にまゆを寄せて先生にアピール。そしたらやつも気がついて
「痛い??」と聞いてきたから必死にうなずいてやったら
「痛いねぇ。」
と同調しながらも、治療を続けた。痛みはずんどこずんどこと押し寄せ、私の目からぽろぽろ涙が出てきた。
私の痛みとは正反対に、やつは波に乗り出したようだ。

歯医者はいっつもこうだ。
「痛かったら教えてね。」
とか言ったくせに、実際に「痛い」って言っても全然やめない。
私たちは、痛さに必死に我慢して、もう限界だと感じたら、ようやくそこでアピールするのだ。
「痛い」と言えば先生は
「おお、そうか。ごめんごめん。」と言って、とりあえず治療を中断してくれることを期待してる。

なのにやつらは絶対やめない。それなら最初から
「痛かったら教えてね。まあ、痛くても治療はやめないけどね。痛い気持ちを聞いてあげることくらいは出来るよ。」
とか言って欲しいものだ。

こんな痛いのなら、さっさと麻酔して、はぐきを切ってくれたほうがどれほど良かったか…。

診察室から出てきた私は、失望感と痛さにがっくり肩を落として出てきた。となりの精神科に駆け込もうかと思った。

ようやく解放されたと思ったところに、悪魔の一言。
「じゃあ、あいこさん。しばらく通院してください。」

ガーン。(←まるこ風)
どうやら毎週この痛みは繰り返されるらしい。

タクシーで病院から駅まで向かった。
その駅に、真新しい宝くじ売場があったので、スクラッチくじを1000円分買った。

自宅に戻る電車の中で、必死に削っていると、五千円と、五百円が2枚、計六千円ぶん当たった。神は私を見放さなかったらしい。
さっそく地元の駅で金に換金。

その金で、ワールドカップ記念硬貨(?)が今日から発売だったので、郵便局に買いに行った。

もちろんサッカーに全く興味はないが
「もしかしたら価値がでるかも」
と、貧乏根性まるだしだ。

家に帰ると、うんこまみれになったうちの犬が、私に飛びついてきた。
ちなみに今日の占いは絶好調だった。


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